電動ハンドリフトとは?価格・爪幅の選び方・登坂能力まで導入前に確認したいポイントを解説
手動のハンドリフトで1t前後のパレットを1日に何十往復も運んでいる現場では、夕方になるほど作業スピードが落ちていきます。
電動ハンドリフトはその負担を機械側に移す荷役機器ですが、価格や爪幅、登坂能力といった判断材料が分散していて比較しにくいという声も少なくありません。
この記事では、電動ハンドリフトの基本から価格の相場、爪幅の選び方、導入前に確認したいスペックまでを一通り整理します。
電動ハンドリフトとは?手動式・フォークリフトとの違い
電動ハンドリフト(電動ローリフト・電動ハンドパレット)は、パレットに載せた荷物の昇降と走行を電動で行える荷役機器です。
手動式のハンドリフトは油圧ポンプを足踏みして荷物を持ち上げ、人力で押して運ぶ構造のため、1t〜1.5tクラスになると運搬そのものにかなりの体力が必要になります。
電動式は昇降・走行の両方をボタンとスロットルで操作するため、荷物の重さが作業者の負担に直結しません。
フォークリフトとの違いは、荷物を持ち上げる高さにあります。
電動ハンドリフトの最高揚げ高は200mm程度で、パレットを床からわずかに浮かせて水平に運ぶことを目的とした構造です。
ラックへの段積みが必要な作業には向きませんが、その分だけ機体が小型で、運転資格も要りません。
価格の相場と、費用を判断するときの見方
電動ハンドリフトの価格は、安いものでは10万円以下、国内大手メーカー製では50万円以上と幅があります。
価格差の主な要因は、次の4点です。
- 定格荷重:扱う荷物の重さで決まり、大きいほど機体も大型になります
- 動力の範囲:昇降だけが電動か、走行まで電動かで作業負担が変わります
- バッテリーの種類:リチウムイオンは着脱と充電がしやすく、現場での運用に向きます
- 保証・サポート体制:故障時の対応や予備部品の入手性に差が出ます
注意したいのは、高価格帯の機種が常に正解とは限らないことです。
揚げ高や走行スピードが現場の要求を大きく上回っていても、日々の作業が速くなるわけではありません。
弊社が取り扱う1.5t電動ハンドリフトは国内メーカー品と比較して50〜70%程度のコストダウンを実現しています。
送料無料で、適格請求書の発行にも対応しています。
爪幅550mmと685mmの選び方
電動ハンドリフトを選ぶときにもっとも間違えやすいのが爪幅です。
爪幅は自社で使っているパレットの差し込み口に合わせて決めるもので、機体の性能とは別の問題として考えてください。
弊社の1.5t電動ハンドリフトは爪幅550mmタイプと爪幅685mmタイプの2種類を用意しており、それぞれ向いているパレットが異なります。
| 爪幅 | 向いているパレット |
|---|---|
| 550mm | 1100×1100mmの一般的なプラスチック製(4方差し)/1200×1000mm・1000×1200mm/1200×800mm・1100×800mmなどの小〜中型パレット |
| 685mm | 1100×1100mmの木製パレットや中央の桁が太い高荷重用の樹脂パレット/1100×900mm(ビールパレット)/1200×1100mm・1400×1100mmなどの大型パレット |
爪幅と全幅以外の仕様は2機種で共通ですので、パレットに合う方をお選びいただければ性能面の違いはありません。
判断に迷う場合は、実際に使っているパレットの桁の位置と差し込み口の内寸を測ってからご相談ください。

導入前に確認したいスペック
登坂能力は満載時の数値で判断する
登坂能力の%は登り切れる坂の勾配を示し、6%なら水平に100m進む間に6m上昇する坂という意味です。
弊社の1.5t電動ハンドリフトは満載時6%/空車時15%で、荷物を載せると数値が半分以下まで下がります。
これは駆動輪がハンドル側だけにあり、荷物の重量の大部分をフォーク側のロードホイールが支える構造によるものです。

坂を登るために必要な力は荷物の分だけ増える一方、路面を蹴るグリップを生む駆動輪への荷重はほとんど増えません。
荷物を載せて使うのであれば、空車時と満載時の中間ではなく、満載時の6%を上限として現場を評価してください。
6%は約3.4度で、言われなければ坂と気づかない程度のゆるやかな傾斜です。
立体駐車場や地下駐車場のスロープは10%を超えるものが一般的で、トラック荷台へのアルミブリッジは20%以上になりますので、いずれも積載したままの走行には向きません。
最低高さと最高揚げ高
最低高さは爪を下げきったときの高さで、パレットの差し込み口に爪が入るかどうかを決めます。
弊社のモデルは最低高さ85mm・最高揚げ高200mmで、一般的な平パレットに対応しています。
通路幅と最小旋回半径
倉庫内で使う場合は、機体寸法よりも旋回に必要なスペースを先に確認してください。
弊社のモデルは最小旋回半径1,398mmで、1000×1200パレットを積んだ状態での必要通路幅は1,804mmです。
棚と棚の間隔がこれを下回る動線では、低速モードを使っても切り返しが増えて作業効率が落ちます。
運転資格は不要、ただし安全教育は必要
電動ハンドリフトはフォークリフト運転技能講習のような資格を必要とせず、はじめて使う作業者でもすぐに操作できます。
ただし資格が要らないことと、教育なしで安全に使えることは別の話です。
スロープ途中での再発進、下り坂での進行方向、傾斜地での旋回といった操作は事故につながりやすいため、社内での取り扱い説明を行ったうえで運用してください。
下り坂では機体を先頭にして低速で後ろ向きに降ろし、坂の途中では方向転換を行わないことが基本になります。
1.5t電動ハンドリフトの主要スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 最大荷重 | 1,500kg |
| 走行速度 | 満載時4.2/空車時4.5km/h |
| 最大登坂能力 | 満載時6%/空車時15% |
| 最小旋回半径 | 1,398mm |
| 通路幅(1000×1200パレット時) | 1,804mm |
| バッテリー | 24V/30Ah |
| 騒音レベル | 70dB(A)以下 |
| 全長/全幅/全高 | 1,603/550または685/1,160mm |
| フォーク長/幅/厚 | 1,150/150/55mm |
| 最高揚げ高 | 200mm |
| 最低高さ | 85mm |
| 重量(バッテリー含む) | 130kg |
本体重量130kgとコンパクトな設計で、騒音レベルは70dB(A)以下に抑えられています。
夜間の配送センターや店舗バックヤードでの作業にも使える静音性です。
まとめ
電動ハンドリフトは、パレット運搬の負担を人から機械に移す荷役機器で、運転資格を必要としません。
選ぶ際は価格だけでなく、自社のパレットに合う爪幅、満載時の登坂能力、旋回に必要な通路幅を順に確認すると判断しやすくなります。
弊社では1.5t電動ハンドリフトを販売しており、爪幅は550mmと685mmから選べます。
1年保証と正規輸入代理店としての販売後サポートに対応し、10台以上のご注文では自社ロゴの印字や車台カラーの変更も承ります。
製品の詳細や導入のご相談は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。