高所作業車用タイヤのパターンの選び方|リブ・ブロック・ラグの違いと現場別の選定ポイント

高所作業車用タイヤのパターンの選び方

高所作業車の安定性や作業効率は、車体を支える足元のタイヤによって大きく左右されます。

なかでも接地面の溝の形状である「パターン」は、走行性能やグリップ力を決める重要な要素です。

この記事では、高所作業車用タイヤの代表的な3つのパターンの特徴と、現場の路面状況に合わせた選び方を解説します。

タイヤのパターンが高所作業車の安全性を左右する理由

高所作業車は高い位置での作業を支えるため、わずかな車体の傾きやスリップが事故につながりやすい車両です。

その安定性を足元で支えているのがタイヤであり、路面をどうとらえるかはパターンの形状によって変わります。

路面に合わないパターンを選ぶとグリップ不足による滑りや、偏った摩耗によるタイヤ寿命の低下を招きます。

逆に現場に最適なパターンを選べば、車両の安定性が高まり、交換頻度を抑えてランニングコストの削減にもつながります。

高所作業車

高所作業車用タイヤの主な3つのパターン

高所作業車用タイヤのパターンは、大きくリブ・ブロック・ラグの3種類に分けられます。

まずはそれぞれの特徴と適した現場を一覧で確認します。

パターン特徴最適な現場メリット
リブパターン転がり抵抗が少なくスムーズに走行できる工場内の平滑な床・倉庫・アスファルト路面振動や騒音を抑え、偏摩耗も抑制しやすい
ブロックパターン全方向にバランスよくエッジが効く屋内外を行き来する現場・一般的な建設現場優れた旋回性能と制動力で安定した接地感
ラグパターン深い溝で地面を強力に掴む未舗装の土木現場・砂利道・ぬかるみ滑りやすい路面でも力強いトラクションを確保

リブパターン

リブパターンは、タイヤの円周方向に連続した溝が入った形状です。

転がり抵抗が少なく、スムーズな走行ができる点が特徴で、工場内の平滑な床や倉庫、アスファルト路面など、整った路面での使用に向いています。

走行時の振動や騒音が抑えられるため、屋内作業でも周囲への影響を最小限にできます。

タイヤの偏摩耗も抑制しやすく、安定した走行を保ちやすいパターンです。

リブパターン

ブロックパターン

ブロックパターンは、独立したブロック状の溝が縦・横・斜めの全方向にバランスよく配置された形状です。

全方向に対してエッジが効くため、優れた旋回性能と制動力を発揮します。

屋内外を頻繁に行き来する現場や、一般的な建設現場での使用に適しています。

どんな路面状況でも安定した接地感を保ちやすく、最もスタンダードな選択肢です。

ブロックパターン

ラグパターン

ラグパターンは、深く刻まれた大きなブロックが地面を強力に掴む形状です。

滑りやすい路面でも力強いトラクション(駆動力)を確保できる点が強みです。

未舗装の土木現場や砂利道、ぬかるみなど、足場の悪い現場に向いています。

高所での作業時に重要となる「踏ん張り」が最も効くタイプです。

ラグパターン

現場・路面に合わせた選び方

パターン選びの基本は、車両を主に使う現場の路面状況に合わせることです。

屋内の倉庫や工場が中心であれば、走行性が高く床へのダメージも少ないリブパターンが扱いやすい選択です。

屋内外を行き来したり、舗装と未舗装が混在したりする現場では、汎用性の高いブロックパターンが適しています。

土木現場や軟弱地盤など足場が悪い環境では、グリップ力に優れたラグパターンが安心です。

高所作業車

パターン選びで押さえておきたいポイント

パターンは走行性能だけでなく、タイヤの寿命やコストにも関わります。

路面に合わないパターンを使い続けると偏摩耗が進み、本来よりも早い交換が必要に。

適切なパターンを選ぶことは、安全性の確保と維持コストの削減を同時に実現する近道です。

サイズや車種への適合に迷う場合は、全メーカーに対応できる専門の販売店へ相談することをおすすめします。

株式会社GMWの高所作業車用タイヤではリブ・ブロック・ラグ3種類すべてを取りそろえており、建機レンタル会社に多数採用されるなど様々なメーカーでの実績があります。

高所作業車

まとめ

高所作業車用タイヤのパターンは、リブ・ブロック・ラグの3種類が基本です。

リブは整った屋内路面、ブロックは屋内外兼用、ラグは未舗装現場と、それぞれ得意とする路面が異なります。

足元のパターンを現場に合わせて選ぶことで、車両の安定性と作業効率、そしてコスト面の最適化を同時に図れます。

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