パワーゲートなしでトラックの荷下ろしをする方法5選|フォークリフトがない現場の選び方
パワーゲート(正式名称:テールゲートリフター)のないトラックでパレット荷物を降ろすとき、現場にフォークリフトがなければ作業方法は限られます。
この記事ではテールゲートリフターなしでトラックの荷下ろし・積み込みを行う5つの方法と、それぞれに必要な条件や向いている現場を整理します。
テールゲートリフターなしでトラックの荷下ろしをする5つの方法
1. 手作業で積み下ろす
荷物を1つずつ手で降ろす方法で、特別な機材は必要ありません。
一方で重量物やパレット単位の荷物には向かず、作業時間と作業者の腰への負担が大きくなります。
2. フォークリフトを使う
荷受け側にフォークリフトがあれば、パレットごと短時間で荷下ろしできます。
運転には、最大荷重1t以上の機種で運転技能講習、1t未満の機種で特別教育の修了が必要です。
本体の導入費や保管スペースを考えると、荷下ろしの回数が少ない現場では負担が大きくなります。
3. クレーン付きトラックで吊り降ろす
クレーン付きトラックなら、荷台から直接吊り上げて地面へ降ろせます。
ただし車両の手配に加えて、吊り上げ荷重に応じたクレーンの資格と玉掛けの資格が必要です。
4. スロープとハンドリフトで降ろす
アルミブリッジなどのスロープを荷台に掛け、ハンドリフトでパレットを引き降ろす方法です。
傾斜で荷物が走りやすいため、重いパレットでは転倒や挟まれの危険が高くなります。
5. 荷台に乗り込む電動リフターを使う
電動リフター(セルフリフトスタッカー)は、パレット荷物を持ち上げたまま本体ごとトラックの荷台へ上がれる運搬機器です。
荷台にフォークを着地させてから本体フレームを持ち上げる仕組みのため、フォークリフトやテールゲートリフターがない現場でも積み込みと荷下ろしができます。
昇降はハンドルのボタン操作による電動油圧で、前後の走行は手押しで行います。
5つの方法の比較
| 方法 | 必要な機材・資格 | 向いている現場 |
|---|---|---|
| 手作業 | なし | 軽い荷物を少量扱う現場 |
| フォークリフト | フォークリフト本体と運転資格 | 荷下ろしが毎日多い現場 |
| クレーン付きトラック | クレーン付き車両、クレーンと玉掛けの資格 | 長尺物や大型の重量物を扱う現場 |
| スロープとハンドリフト | スロープとハンドリフト | 軽いパレットを扱う現場 |
| 電動リフター | 電動リフター本体 | フォークリフトを置けないがパレット荷物を定期的に扱う現場 |
フォークリフトを常設するほどではないものの、パレット単位の荷物を定期的に積み下ろしする現場では、電動リフターが有力な選択肢になります。

電動リフターを選ぶときに確認したい条件
荷台の内寸と高さ
弊社の電動リフターは、荷台の奥行が1,700mm以上必要です。
荷台の内寸高さは本体の全高に応じた寸法が必要となり、揚高1,100mm・1,300mmタイプでは1,700mm以上、揚高1,500mmタイプ(下降時全高1,800mm)では1,800mm以上の室内高が使用条件となります(※平ボディなど天井のないトラックを除く)。
フォーク最高揚高は1,100mm・1,300mm・1,500mmの3タイプがあるため、トラックの荷台床面高さおよび庫内高に合わせて選びます。
トラックの積載量
本体ごと荷台に上がるため、本体の自重と荷物の合計がトラックの積載量や荷台の耐荷重を超えないようにする必要があります。
本体重量は500kgタイプで210〜250kg、1000kgタイプで235〜285kgです。
作業環境
作業路面は平坦なコンクリートまたはアスファルトで、使用温度は5〜40℃です。
雨天の屋外では使用できないため、屋根のある荷捌き場での作業を想定してください。
荷台縁と本体の隙間は80mm未満にし、荷台縁にヒンジやフックなどの突起がないか事前に確認します。

500kgタイプと1000kgタイプの主な仕様
| 項目 | 500kgタイプ(SDYG-Z 0511/0513/0515) | 1000kgタイプ(SDYG-Z 1011/1013/1015) |
|---|---|---|
| 定格荷重 | 500kg | 1,000kg |
| 荷重中心 | 400mm | 400mm |
| フォーク最高揚高 | 1,100mm/1,300mm/1,500mm | 1,100mm/1,300mm/1,500mm |
| 全長 | 1,565mm | 1,615mm |
| 全幅 | 810mm | 810mm |
| フォーク有効長 | 1,150mm | 1,200mm |
| 最小旋回半径 | 1,120mm | 1,120mm |
| 昇降モーター | 12V/0.8kW | 12V/0.8kW |
| 本体重量 | 210〜250kg | 235〜285kg |
500kgタイプは自重が軽く、トラックの積載量に余裕を残したい現場に向いています。
1000kgタイプは、重いパレット荷物を扱う現場に向いています。
どちらも本体1年保証付きで、バッテリーと充電器は6か月保証です。
詳しい仕様と価格は500kgタイプと1000kgタイプの商品ページで確認でき、見積書PDFもその場で発行できます。
価格の考え方は電動リフター1000kgの価格解説でも紹介しています。
まとめ
テールゲートリフターやフォークリフトがない現場でも、荷物の重さや荷下ろしの頻度に合わせて方法を選べば作業負担を減らせます。
パレット単位の荷物を少人数で積み下ろししたい場合は、荷台へ自力で上がる電動リフターを検討してみてください。
荷台の寸法やトラックの積載量が使用条件に合うか不安な場合は、導入前にご相談ください。
製品の詳細や導入のご相談は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。