フォークリフトタイヤの種類を一覧で解説|ニューマチック・クッション・ウレタンの違いと選び方
フォークリフトのタイヤは見た目が似ていても、構造も適した稼働環境も種類ごとに大きく異なります。
本記事では代表的なタイヤの種類を整理し、それぞれがどんな現場に向くのかを解説します。
フォークリフトタイヤの種類と特徴の一覧
フォークリフトのタイヤは、構造の違いによって大きく4つに分けられます。
まずは全体像を一覧で確認してください。
| 種類 | 構造 | 主な稼働環境 |
|---|---|---|
| ニューマチックタイヤ | 空気入り | 屋外・不整地 |
| クッションタイヤ | 金属バンドにゴムを圧着 | 屋内・舗装路面 |
| ノーパンクタイヤ | 中身まで充実したゴム | 屋外・釘や金属片の多い現場 |
| ウレタンタイヤ | 金属コアにウレタンを成形 | 屋内・平滑な床面 |
ニューマチックタイヤ(空気入りタイヤ)
自動車と同じように空気圧で荷重を支える構造で、路面の凹凸を空気層が吸収します。
そのためクッション性が高く、砂利道や工事現場など路面の荒れた場所での走行に向いています。
一方で釘やガラス片によるパンクのリスクがあり、空気圧の点検も欠かせません。
クッションタイヤ
金属製のバンドの外周にゴムを圧着し、ホイールに圧入して使うタイプです。
タイヤの厚みが薄く車体を低く抑えられるため、天井や通路に制限のある屋内倉庫で採用されます。
ただし衝撃の吸収性は低く、段差や凹凸のある路面には不向き。
舗装された平坦な床面での運用を前提とした種類です。
ノーパンクタイヤ(ソリッドタイヤ)
ノーパンクタイヤは内部まですべてゴムで充実しているため、空気圧の管理が不要でパンクも起こりません。
ニューマチックタイヤと同じホイールに装着できる形状のものが多く、パンクの多い現場での置き換え先として選ばれます。
重量が増える点と価格が高めになる点は、導入時に考慮したいところ。
摩耗やひび割れの見極め方は、フォークリフトのノーパンクタイヤの交換時期は?摩耗・ひび割れなど見極めポイントを解説で詳しく解説しています。

ウレタンタイヤ
金属コアの外周にウレタンを成形した種類で、リーチ式フォークリフトや低床式の荷役機器に多く使われます。
ゴムに比べて耐荷重が高く、転がり抵抗が小さいためバッテリー車との相性が良好です。
反面、長距離を連続走行すると発熱しやすく、屋外の荒れた路面では欠けが生じやすくなります。
リーチ式で使われる車輪の種類ごとの違いは、リーチ式フォークリフトのタイヤは3種類|駆動輪・ロードホイールの役割と交換の見極め方にまとめました。
ノンマーキングタイヤは「構造」ではなく「配合」の違い
ノンマーキングタイヤは、ここまでの4種類とは分類の軸が異なります。
床に黒い跡を残す原因となる成分を配合から外した仕様で、クッション・ノーパンク・ウレタンのいずれにも設定があります。
食品工場や精密機器の製造現場など、床の汚れを避けたい環境で採用される仕様です。
詳しくはフォークリフトのノンマーキングタイヤとは?床に跡が付く原因と導入が必要な現場をご覧ください。
現場に合わせた選び方の考え方
種類を絞り込むときは、稼働場所・路面状態・パンクリスクの3点から順に考えると整理しやすくなります。
- 屋外で路面が荒れている:ニューマチックタイヤ
- 屋外だが釘や金属片が多い:ノーパンクタイヤ
- 屋内の舗装路面が中心:クッションタイヤ
- リーチ式や低床機で屋内専用:ウレタンタイヤ
種類が決まったら、次は機体に適合する寸法の確認が必要になります。
サイズや型式の読み取り方はフォークリフト用タイヤ注文前の確認ポイント|サイズと型式の見方を解説を、交換にかかる費用の目安はフォークリフトタイヤの交換費用はいくら?相場を左右する要素とコスト削減の考え方をご覧ください。
まとめ
フォークリフトのタイヤは、稼働環境に合わない種類を選ぶと寿命が短くなり、交換頻度もコストも増えていきます。
逆に言えば、現場の路面と使い方に合った種類を選ぶだけで、日々の運用は安定します。
交換の目安についてはフォークリフトタイヤの交換時期はいつ?寿命を見極める5つの判断基準と長持ちのコツもあわせてご確認ください。
どの種類が自社の現場に合うか判断に迷う場合は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
